【実践③】外国語の授業で超有効!言語活動につながる「神経衰弱」パワポ
①今回の教材の目的とゴール
小学校外国語の授業で
新しい単元に入ったとき
そこで扱う単語が10個程度
出てきますよね?
あの単語たちを
子どもたちに定着させるため
みなさんはどのようにされていますか?
覚えるためには
何度も何度も繰り返す必要がありますが
子どもたちも飽きてきますよね?
「面倒くさい」とやらない子もいますよね?

そんなとき…
いろんな方法があるとは思いますが
その手段の1つとして使える
パワポで作る「神経衰弱」をご紹介します
これを使えば
子どもたちがイキイキと活動します
また1人ではなく
友だちと楽しみながら単語を覚えます
応用次第で
フレーズの定着としても活用できます
ここから作成方法を
ひとつひとつていねいにお伝えしていきます
②作り方
素材の下準備をする
(1)使用する単語をフラッシュカードにする
※ フラッシュカードの作り方はこちら
(2)フラッシュカードパワポをjpegで保存する

1つの神経衰弱カードの設定をする
(3)1つの単語(画像)を挿入する
(4)画像を隠すカードを作る
(5)隠すカードをめくれる設定にする
(6)隠すカードを戻せる設定にする

(7)それぞれに効果音をつける
※目的は子どもが勝手に操作してないかを調べる
ただし大きすぎる音は要注意

1ゲームで必要な枚数分コピーする
(8)複製して並べる
※ 単語カードと隠すカードを少しズラしておく

(9)画像を2枚ずつすべて変える

(10)画像にカードを重ねる
数試合分のスライドを作成する

(11)スライドを複製する
※ すべてのカードを少しズラして
コピーすると変更がラクです

(12)2つずつ画像を変えていく
(13)画像にカードを重ねる
③具体的な使用方法・場面
1.授業での使用場面
単元の初めの言語材料(単語)との出会いで
ある程度言い方を確認したあと
ペアで定着させていくような場面
2.進め方
ペアを作る
↓
1人が「神経衰弱」のパワポ
もう1人が「音声一覧」のパワポを開く
↓
2分間対戦する
↓
1試合ごとに対戦相手を変える
3.ちょっとした工夫ポイント
✅ 1試合ごとで対戦相手を変える
→ いろんな子とつながることも
外国語活動において大事な目的です
✅ 「音声一覧」のパワポも開く
→ 単語の言い方が分からず
「先生これ何て言うの?」という問題を
自分たちで解決することができます
※「音声一覧パワポ」についてはこちら
④使用時の気をつけるポイント
💦 ゲームに夢中になり英語を発音しない
→ これはどんな活動でもあるあるです
この活動の目的を伝え続けることが必須です
💦 「言い方が分かりません」と子どもから呼ばれる
→ ペアのうち1人が「音声一覧パワポ」を開く
自分たちで問題を解決する力もつきます
※「音声一覧パワポ」についてはこちら
⑤まとめ
小学校の外国語の授業は
「たくさん話す」と
「たくさん聞く」が
めちゃくちゃ大事です!
とは言っても
子どもたちだって
単純に何度も繰り返すほど
好奇心が旺盛なわけではありません
だからこそ
教師の教材や場面設定の工夫で
子どもたちが
自ら意欲的に活動する
「話したい」「聞きたい」と
思えるようにする工夫が必要だと思います
この「神経衰弱パワポ」は
その一助となること…間違いありません
ぜひ一度
おためしください!!
次回は
苦労して作った
今回の「神経衰弱パワポ」を
他の単元や場面でも
一瞬で活用できる方法を
お伝えします!
こういうことができるのが
パワポで教材を作ることの
最大のメリットです!


