【実践⑥】ゲーム感覚でアルファベットの順番をおぼえよう

①今回の教材の目的とゴール

小学校の先生あるあるですが

中学校の先生から

「せめてアルファベットだけでも

完ぺきに書けるようにさせていてほしい」

と言われたことはありませんか?

小学3年生では

国語の「ローマ字」、外国語活動の「大文字」

小学4年生では

外国語活動で「小文字」

小学5・6年生では

外国語の授業を通して

何度もアルファベットにふれています


それでも

まだまだアルファベットを

理解できていない子

聞き取れない子

書けない子は

毎年数人はいるのではないでしょうか?


知識を習得させるために…

「何度も音を聞かせたい」

「何度も音を出させたい」

「何度も形を見させたい」

「何度も書かせたい」


ただ

そんな単純なことの繰り返しを

子どもたちは望んでいません


子どもたちは楽しんで活動しているだけなのに

いつの間にかその思いが形になっている…

そんな授業をしてみたいと思いませんか?


それは

パワポでのデジタル教材を作ることで

可能になるんです!!!


今回は

アルファベットの順番に注目した

パワポの作り方をご紹介します

②作り方


タイトルのスライドを作る

(1)タイトルにしたい文字を入れる

(2)スタートボタンを作成する


(3)「スライド2」へ進むリンクを設定する

  ※ リンクの設定はこちらを参考

  ※ 白紙でいいので「スライド2」を作ってから

   じゃないと設定できない

問題スライドのベースを作る

(4)AからZまで文字を並べる

(5)文字の羅列を図として保存する

  ※ このあといろいろ便利になるため


(6)入力済みが分かるスペースを作る


(7)5の画像に効果音をつけ間違い用の設定をする

  ※ 効果音に関してはこちらを参考


(8)正解用ボタンを作成する


(9)次に進むリンクを設定する


(10)透明度100%にする

問題スライドを複製する

(11)先ほどのスライドを複製する

(12)入力したことが分かるよう文字を入れる


(13)次の正解の文字に正解用ボタンを移動させる


(14)11から14をくりかえす

  ※ 入力文字を増やすand正解ボタンの移動

クリアしたスライドを作成する


(15)文字を入れる


(16)画面切り替えを今までと変える


(17)クリアした感じの効果音を入れる

③具体的な使用方法・場面

1.授業での使用場面

アルファベットの順番を

各自のペースで進めさせたいとき


宿題や復習として

子どもたちに自主的に活動させたいとき


2.進め方


全体でアルファベットの順番を確認する

 ↓

ソングやリピートなどでくりかえす

 ↓

一人で反復活動させる

3.ちょっとした工夫ポイント


✅ 慣れるまでは黒板の掲示を見ながら取り組む

 → 目で見比べるだけでも形をつかめる


✅ ABCソングを流しながら取り組む

 → 耳での聞き取りをヒントにできる


✅ 間違うとスタートに戻る設定で緊張感を持たせる

 → 文字の画像(作成手順7)に

  スライド1へのリンクも設定する

  ※ くわしくはこちらを参考

④使用時の気をつけるポイント

💦 子どものタブレットでは文字がズレる

 → それを避けるために作成手順(5)で

   画像化して貼り付ける

💦 間違いの効果音「ブー」を連打する子がいる

 → 「間違うことはいい」でも

   「分からないから1つずつ順番に押して

   確認するのはダメ」と念を押す

   あと効果音の音は小さめにする

⑤まとめ

このパワポは

友だちとスピードを競ったり

家で家族と勝負したりなど

いろんな形で取り組ませることが可能です

また文字を大文字にするだけで

「大文字バージョン」に

変更することも簡単にできます


小学校のアルファベットは

「形」「音」「順番」に分けて学習させます


それを何度も何度も

くりかえし使ったり書いたりすることで

知識を習得していきます


知識の習得としては

先ほどの「形」→「音」→「順番」の順に

身に付けていくのがいいと思いますが

今回はもっとも作りやすいという理由で

「順番」に特化したパワポから

ご紹介しました


ぜひこのパワポの効果を実感されたのなら

次回以降で紹介する

「形」や「音」に注目したパワポも

作成してみてください


もっともっと

子どもたちが意欲的に活動し

家でも家族と遊び感覚で

アルファベットにふれてくれると思います


お楽しみに!!

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