【実践②】英語の発音を自力解決!タッチするだけで発音が聞ける「音声一覧」パワポ!
①今回の教材の目的とゴール
「先生、この英語での読み方わかりませ~ん!」
こういう子どもの発言を
聞いたことのない外国語の先生は
いないのではないでしょうか?
いろんな場所から「せんせー」と呼ばれ
手に負えない状態になったこともありませんか?

英語を読むこともままならない小学生に
はじめて出会った単語の言い方を
すべて覚えられるはずがないからです!
「さっき言ったやろ!」
「なんで忘れんねん!」
……は、ありえないとしても
「ごめん、ちょっと待ってな」
「友だちに聞いてみて」→友だちもわからん
などの対応はあるんじゃないですか?
そこで活躍するのが
「音声一覧パワポ」です!!
前回作成したデジタルのフラッシュカードがあれば
簡単に作成することができます
これがあれば
子ども同士で英語でのやりとりをする際
英単語の言い方に困った場合は
自分たちで解決できます!
ネイティブの発音が聞けて…
自分たちで問題解決できるので…
先生の手があき別の困り感がある子に対応できて…
1秒でも多く子どもたちが活動に取り組める…
そしてなんと
家で復習することも簡単になるんです!!
ぜひ
「音声一覧パワポ」を作ってみてください!!
②作り方
音声一覧パワポのスライドを作る
(1)フラッシュカードをパワポ化する
※ 詳しい作成方法はこちら
(2)1のファイルをJPEGで保存する
→ それぞれのスライドが画像化される

(3)1のパワポの最後に新しいスライドを入れる
(4)3のスライドに
2で画像化したスライドを均等に貼り付ける


音声を挿入する
(5)1のパワポのそれぞれのスライドの
音声と透明の図形のみ同時にコピーする
【注意】同時にコピーしなければ設定がズレる

(6)4のスライドにペーストする
(7)透明の図形の大きさと位置を整える

(8)5~7を繰り返してすべての音声を貼り付ける

(9)スライドショーにしてタッチすると音が聞こえる
③具体的な使用方法・場面
1.授業での使用場面(パターン1)
子ども同士の英語のやりとりで
単語の言い方がまだ定着していないとき
2.進め方
タブレットで音声一覧パワポを開く
↓
「I like 教科.」にあてはめて言い合う活動
(例)神経衰弱
※神経衰弱の作り方はこちら
↓
教科の言い方が分からない
↓
音声一覧パワポをタッチする
↓
音声を聞く
↓
先生に質問せずに「I like 教科.」にあてはめて言える
1.授業での使用場面(パターン2)
キーワードゲームで
いろんな単語の音声をテンポよく聞かせたいとき
2.進め方
ペアになる
↓
2人の机の真ん中に消しゴムを置く
↓
全ての単語の中から1つのキーワードを決める
↓
子どもは手を頭に乗せる
↓
教師はさっきの音声一覧パワポをタッチし
キーワード以外の英語が聞こえたらリピートする
↓
キーワードである英語が聞こえたら
素早く真ん中の消しゴムを取る
↓
先に取った人の勝ち
3.ちょっとした工夫ポイント
✅ 音声が終わる前に次の音声を出す
→ 人間だと1つずつの音声しか出せないが
パワポだと音声を同時に出すことができる
※ もちろん慣れてからのハイレベル用
✅ ファイル名を「音声一覧(〇〇)」にする
→ 〇〇にジャンル名を入れることで
子どもたちは今後困った時に
そこから「動物」や「教科」など
ジャンル名から開くことができる

✅ 「音声一覧(1学期)」などスライドをまとめる
→ 音声一覧パワポは結局一枚のスライドなので
簡単に合体させることができ非常に便利!

④使用時の気をつけるポイント
💦 作成した音声が出ない…
→ 音源の形式によって先生用パソコンはOKでも
子ども用のタブレットで出ないこともある
一度作ってみて、初回のみ確認は必須
💦 子ども用タブレットだと再生ボタンが出る…
→ 音声を挿入してからアイコンをフラッシュカードの
イラストに変更したら再生ボタンが出る
→ 音声と透明の図形を連携する方法がベター
⑤まとめ
この「音声一覧パワポ」を作ってしまえば
いろんな場面で活用でき便利さを痛感できます!
・ネイティブの発音が聞ける
・子どもたち自身で問題解決できる
・先生の手があく
・たくさん英語にふれられる
・家で復習することができる などなど
前回ご紹介した
パワポの「フラッシュカード」を作ったのなら
もうこれは必然のセットアイテムです
一度作ってしまえば
来年も再来年もずっとずっと活用できるし
バリエーションが増えていくことで
子どもも先生もハッピー間違いなし!!
次回も定番の外国語活動ですが
それをアナログからデジタルにします
たったそれだけで
子どもの食いつきが変わります
ぜひお楽しみに!!


