【教師は人間力重視】ちょっとした『わざわざ』が相手からの信頼アップにつながる

教師A

子どもたちや保護者のためにやりたいことは
いっぱいあるけど、忙し過ぎてできない

チビマリオ

教師は本当に多忙ですもんね。
でも、なんでいろいろやりたいんですか?

教師A

そりゃみんなのために行動することで

信頼される人になりたいなと思って…

チビマリオ

教師に信頼は必須ですね。でもそのためにやれることは

大きなことだけではないんですよ

「子どものために何かをしてあげたい」

という熱い気持ちとともに

「やることが多すぎて何もしてあげられない」

という現実問題に

日々お困りではないでしょうか?

本当は

「あんなこともこんなことも…したい!」


教師になろうと思った理由を

よくよく考えてみれば

今、現実に行っている行動とは

違っているってことないでしょうか?


だいたいの先生方は

そのような現実になっていると思います


その理由はズバリ!!
「やらなければいけないこと」が多すぎるからです!


「やらなければいけない」仕事の中には

直接子どものためにならないことも多く

やり終えたあとにも

達成感があまり感じられません。


逆に

「やりたいこと」を実行し

子どもたちの笑顔が生まれた瞬間…

「教師やっててよかった~」って

感じられるもんです


つまり、

「やりたいこと」を実行すれば

子どもも教師もWin-win状態で

クラスがもっと良くなっていくんです


ん……

「そんなこと分かっとるわい!」

「でも、そんな時間がないって言うとるやろ!」

という声が聞こえてきました(笑)


そこで今回は

そんな多忙な中でも

ほんの少しの「わざわざ」で

子どもたちを笑顔に変えられる方法を

紹介したいと思います


1つでも

自分の心にストンと落ちる取り組みがあれば

ぜひ一度

実行してみてください!


子どもも教師も

心が温かくなって

相乗効果が生まれたことを体感できるはずです!

①「わざわざ」って何?

ほんの少しの「わざわざ」って

どういうことでしょう?

それはシンプルに

子どもや保護者から

「そんなことを『わざわざ』ありがとう」と

思ってもらうことです


例えば

教師として「授業を教える」って

めちゃくちゃ大変だけど

子どもや保護者にとっては

「当たり前」とも感じられます


めちゃくちゃ大変やのに…m(__)m


でも

その気持ちも分かりますよね。


なので

そこには

「ありがとう」はあっても

「わざわざありがとう」はありません


やる必要はないけれど

ちょっとした思いやりの行動に

「わざわざありがとう」が生まれるんです


具体的に見ていきましょう!

②ミニメモ大作戦【3分】

先生は子どもの様子を

よ~く見ています!


ただそれを

「気づいて終わる」のか

「だれかに伝える」のか

によって大きく変わるんです


「あっ、いらんことした!」という

残念な行動ではなく

「みんなのために動いている!」

「昨日はできなかったことができてる!」という

ステキな行動です


それは絶対に

いろんな人に共有しましょう!


まず、本人に

その行動をホメましょう!


ここまでは

多くの先生も意識的に取り組まれているはずです!


ちょっとした「わざわざ」はこのあとです


ミニメモ帳ってあるじゃないですか?
ふせん程度のかわいいやつ!

手のひらに収まるレベルの大きさの。


キャラクターのものとか

旅行先のお土産のやつとか


ここはできる限り

負担を減らすためにも

小さめのやつがいいです


そのミニメモ帳に

「〇〇へ 昨日はみんなのためにゴミを拾ってくれてありがとう。」

「△△へ 昨日、国語の時間に手をあげてくれてありがとう。」

みたいな本当に一言で

形に残してあげるんです


そしてそれを放課後、

子どものイスに貼り付けると

次の日の朝……


登校してきたときに

先生からのメモを発見し

「にやっ」っと

笑顔になるんです

これが

「わざわざありがとう」 なんです!

③ちょこっと電話作戦【2分】

先ほどとも関連しますが

子どもの良かった行動を

保護者にも知ってもらうと効果的です

ステキな行動があった週末

保護者に電話します


保護者からすると

「学校から電話?何かあった??」

という不安な気持ちで

電話に出ます


そこで

「〇〇さん、今週はじめて授業で手を挙げたんです」

だけ伝えます!


この情報「だけ」の電話です


よく事務的な連絡の「ついで」に

良かった行動を伝えている場面も見かけます


もちろん、

それがダメなのではありませんが

いい情報「だけ」というところに

何か魅力を感じます


保護者からすると

「そんなことだけでわざわざ連絡ありがとう」

という気持ちになるのではないでしょうか?


※もちろん「行動があったその日」でもいいです

ただ、ルーティーンとして「週末に1件」と決めて

今週は誰にしよう…と考えるのもありです

④ミニミニ家庭訪問【1分(移動を入れると15分)】

「ミニメモ」「電話」に次いで 

わざわざ伝える方法3つめ!


「家に行く」です!


そんなことで??


そう、そんなことで行くからこそ

「わざわざありがとう」になるんです!


子どもの下校と一緒に

「今日家までいっしょに帰ろう!」

と声をかけます!

ぶっちゃけそれだけでも

子どもの中では

「先生と帰れる!」というラッキーな気持ちです


その上、

家に着いたら

「おうちの人呼んできて!」

と伝えます


保護者としては

「えっ、何で先生来てるの?」と

驚きから始まりますが

「〇〇さん、今日みんなのためにゴミ拾ってくれました」

という

たったそれ「だけ」の情報を伝えます


あと

「いや、今日たまたま一緒に帰ってきたんで」

という「たまたま感」を出すのもいいですね


そうすると当然

保護者の中では

「わざわざありがとう」って

気持ちが生まれてくるはずです


1分以内の家庭訪問で

「ではさようなら」と去ったあとの

家の中はどうなっていると思いますか?

保護者が子どもをホメるでしょう


するともちろん、

子どもの中でも

「先生、わざわざありがとう」

が生まれますよね

そういうことを想像しながら

一人で学校に戻るとき

「俺っていい教師やなぁぁ~(笑)」
という優越感も生まれ

そのあとの仕事にも

集中しやすくなるんです!

⑤朝の黒板メッセージ【3分】

個別のアプローチとは違い

クラス全体のアプローチは

「朝の黒板にメッセージを書く」というのも

効果的な方法です

1日が終わり

教室を閉める前に

1日をふりかえります!


クラス全体として

良かった行動を思い出します


「昨日、音楽室に行くとき、めっちゃ静かやったね。かっこいい!」

「あいさつする子が増えてきました。続けよう!」

「そうじを一生懸命してくれてありがとう!」

みたいな一言でOK!


朝、登校してきた子どもたちが

昨日の自分たちを

ほんの少し誇らしく思えます!


もちろん

反省すべきことを書くのもありです


「チョークが折れた状態のままでした…」

「机がガタガタの状態で帰りましたね」

などなど


ただ

配分としては

「8:2」の割合以上で

「良かった行動」を書く方がいいですね!

⑥名前呼びあいさつ【5秒】

書いたり伝えたりするのは

ちょっと苦手。

そういう場合は

この「名前を呼ぶ」です


毎日全員に

この「名前を呼んであいさつ」ができればいいですが

それもまた現実的ではありません


木曜日や金曜日にでも

「今週あんまり話してないな」という子に

ターゲットをしぼってもOKです

「〇〇ちゃん、おはよう!」

その一言だけでも

子どもの中では

「わざわざ呼んでくれてありがとう」

です!

⑦まとめ

「子どものために何かをしたい」

この気持ちは多くの先生方が抱く想いだと思います。


ただ、

その「何か」を

やらなければいけないと考えたり

すごいことをしようと追い込みすぎたり

責任を重く感じすぎたりしてしまうと

先生自体の負担や疲労につながります


そうなってしまうと

その「何か」は

逆効果です!


子どもにとって

「先生が元気でいること」

「先生が明るい雰囲気を出してくれること」が

一番うれしい材料ですから!


その大原則を理解したうえで

それでも

子どもたちのためにできることって

ほんの数分で終わることでも

たくさんあるんです


要は「想い」がすべてです!!


ちょっとした「わざわざ」を

無理のない程度に

実践してみてください


じわじわ効果を感じてきて

子どもたちのために動いている自分が

「なんか俺って……えぇ先生ちゃう?」って思えて

またさらに頑張れるようになるんです


今後いつか、

今回とは違い

時間はかかるけど

効果抜群な「子どもたちのためにできること」も
紹介したいと思います。

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